田の草フォーラム
除草剤を使わない米づくりをする農家のための情報交換の場
これまでの開催
【第1回】2004年2月11〜12日
安曇野ほりでーゆ四季の郷&自然農法国際研究開発センターにて
70名が参加
【第2回】
2006年1月28〜29日
JA松本ハイランド波田支所&自然農法国際研究開発センターにて
120名が参加
田んぼの生きものたちも、農家も、消費者も、みんなが元気なるはずの、耕さない・冬・水・田んぼを広げていくのに越えなければならないハードルのひとつとなっているのが、田の草の問題。このお米を食べて応援してくれる人を増やしていく田んぼ組や、グリーンオーナー、保育園、学校、企業の協力などで食べる人が増えていっても、作る人が増えない原因は「田の草問題にある」と農家の方たちがおっしゃるのです。
水面下にはこれからわっと出て来る草が控えている・・イトミミズの抑草効果、米糠撒きや深水管理などの抑草技術で応じても、農薬、特に除草剤を使わずに広い面積を手がけていると、大切な作業のタイミングを逸したり、抑草に失敗したりで、どうしても田の草が生えます。除草機を押しても取りきれず、最後は手除草に頼らざるを得ません。これはかなりの重労働。佐渡の農家が言いました。「俺たちは、ロマンがあるから草取りしてもいいけど、その姿を見せると、あとに続くものがおらんっちゃ」と。農家の奥さんも「草取りを考えると、面積を広げられないのです」とため息をつくのです。
全国の田んぼを生きもの調査でいろいろな田んぼを回っている私たちメダカのがっこうは、田の草を抑えることに成功している田んぼを見てきました。田の草についての素晴らしい考え方にも触れています。そこで、田の草にどのように応じるかについて、情報を交換できる場を作ろうと、田の草フォーラムを始めたのです。
回を重ねるごとに農家が主役に!
第1回目は2004年2月、田の草について、360度から見てみようと自然な農法を研究・実践している第一人者のみなさんをお招きしました。除草剤を使わない稲作を研究している民間稲作研究所の稲葉光圀さん、草が土をつくるから邪魔者ではない「神草さんだ」という循環農法の赤峰勝人さん、草の働きを生かそうと研究している十草農法の広野壽喜さん、冬・水・田んぼで抑草に成功した宮城県のグループ、そして開催地松本にある自然農法センターの岩石研究員の生えてくる草による土の分析発表などを、2日間にわたって勉強しました。
第2回目は2006年1月、自然農法研究センターと共催で開催。同センターのメンバーの中で、すでに田の草をクリアーしている農家の方たちおよびメダカのがっこう関係の農家で抑草に成功している農家の方たちの、体験発表を中心にしました。そして、前回の講演者たちにはコメンテーターとして参加していただき、それぞれの発表者たちが成功した理由の分析や解説に回っていただきました。
第3回の田の草フォーラムは、2008年1月、同じく松本で自然農法センターと共催の形で行う予定です。前2回のフォーラムでは勉強する側に回っていた農家たちがかなり抑草に成功しているので、その発表を中心に行いたいと思っています。除草剤を使わない米づくりをしたい方、こんどの春からの米づくりにきっと参考になります。ぜひ、お出かけください!
実践的な話が続くだけに、参加している農家さんの表情も真剣そのもの参加者のみなさんの感想
- 一番印象に残ったことは、赤峰勝人さんが「草はみな神草さん」「稲にも他の作物にも、すべての生きものには意識があり、心がある」とおっしゃったことです。毎朝田んぼを見てまわって「おはよう」と元気よく声をかけることの大切さを教えられました。これからはこういう心でやっていきたいと思います。(第1回/佐渡市・山城さん)
- いろんな方面から、いろんな角度から、報告があり、考えさせられる面が多くありました。単純に草対策といっても、気候、土、水など、条件が違う中で、みんながまだ模索中だということも分かりました。(第2回/佐渡市・井川さん)
- 皆さん、いろいろな有機農法で取り組まれている中「田の草」をどうするのかが共通の悩みですが、今回「生きものと共生する稲づくり」として、栽培方法のこだわりを越え、愉快に話し合い、交流がもてた。(第2回/福井市・井上さん)
- 私たちの活動は農業、稲作と直接には関わっていないのでお話の半分は理解できなかったですが、皆さんのご苦労は伝わってきましたし、生物多様性保全ということで、我々の活動と共通点を見いだせました。(第2回/新潟県・福井さん)

「田の草フォーラム」は隔年の開催。次回は2008年を予定しています。近くなりましたらば参加者ブログやこのページで募集します。いのちのはたらきを活かしたお米づくりを実践されている方、これから始めたい方など、多数の参加をお待ちしています。
- ▶ 佐渡のトキ野生化支援
- ▶ 茂木里山自然学校
- ▶ おむすび茶屋
- ▶ 野草料理教室
- ▶ 田の草フォーラム

