ホーム : アースデイとは?

佐渡のトキ野生化支援

「トキの田んぼを守る会」
81年の結成以来、不耕起栽培と冬期湛水で環境にやさしい米づくりに取り組んでいます。栽培している「トキひかり」をメダカのがっこうなどに直販するほか、栽培技術の情報交換、都市部から来る消費者との交流などに積極的にあたっています。
image「トキの田んぼを守る会」の農家のみなさん。中央には花まる農家の井川さんも!
image苗づくりの品評会をする会員。

トキのために立ち上がった佐渡の農家を支援しています

特別天然記念物である佐渡のトキ。保護センターでの繁殖努力により、100羽を越えるまでになり、絶滅の危機はまぬがれようとしています。次の目標は「トキの野生復帰」。「佐渡トキ保護センター野生復帰ステーション」では、近い将来の放鳥に備えて自然の環境に近い状態で生きる力をつけるために、今年から一部の若いトキを大型の「順化ケージ」に移し、放鳥のための最終準備をしています。

いよいよ放鳥となれば、もっとも必要となってくるのがトキの棲息場所。トキはもともと、田んぼのどじょうなどを食べていました。ところが、農薬の使用や圃場整備などが広がるにつれて、田んぼからはどじょうの姿が消えて行きました。生きものいっぱいの田んぼ環境が壊れていくのと、トキの絶滅への流れとは、同時に起きたことだったのです。

imageつがいケージ(左)から順化ケージへ(中)、そして放鳥へ、と徐々に準備を進めていく。順化ケージのすぐ外の風景。ここに冬・水・田んぼができれば、トキの餌場にもなる。

そこで、メダカのがっこうでは、佐渡の農家に「トキのエサ場にもなるような環境を取り戻すために、耕さない冬・水・田んぼをつくりませんか?」と提案。以来、トキの野生化に役立つ田んぼをつくる農家でつくった「トキの田んぼを守る会」の支援をしています。現在、20名の農家が協力し合いながらがんばっています。順化ケージのすぐそばにも、「トキの田んぼを守る会」の冬・水・田んぼがあります。

経団連さん、ありがとう!
2005年度より、日本経団連自然保護基金(KNCF)が「佐渡におけるトキ野生化支援プロジェクト」を支援して下さっています。トキが冬・水・田んぼに舞い降りる日を夢見ている人は、たくさんいるのです!
佐渡に生きもの調査に訪れた経団連のみなさん

消費者との交流が生まれています

image
4.5キロ入り 3,900円でお分けしています。お求めはNAP内メダカのがっこう活動支援室のサイトで!

トキが野生復帰できる田んぼで米づくりをする農家を応援してもらおうと、佐渡の耕さない田んぼでできたお米に「トキひかり」という名前をつけ、メダカのがっこうを通して買ってもらえるようにしました。単発でお米を買うのではなく、田んぼ組に入り、年間を通して農家を支える新潟や首都圏の消費者も増えてきています。日本海庄屋をはじめとする飲食チェーンを展開する(株)大庄グループでは11店舗で「トキひかり」を使っていただいています。安全でおいしいお米を食べることで、いのちいっぱいの田んぼ環境を守る農家が支えられ、トキが大空を舞う環境をよみがえらせることができるのです。

また、生きものが多い時期に、田の草取り応援も兼ねて、新潟や首都圏から田んぼを訪ねるツアーもします。農家の人たちも、お米を食べてくれる人との顔の見えるつながりを感じることができて、やりがいがあるようです。メダカのがっこうは、すべてのいのちのためになるものを選ぼうという意識をもった消費者=食べる人と、破壊された自然環境を再生するようなお米づくりをする農家=つくる人との間の「縁結び」をすることにあります。それが環境にとっても、つくる人にとっても、食べる人にとっても、最良の道だからです。メダカのがっこうでは、「田の草取りツアー」「メダカのがっこう交流会」などを通して、つくる人と食べる人とのつながりを「お米をつくる、買う」というだけでなく、お互いを知り、信頼し、助け合う関係にまで育てていきたいと考えています。

image毎年6~7月には、田んぼの生きもの調査を兼ねて、佐渡への「トキの田んぼの草取りツアー」にでかけます。農家のみなさんの指導を受けての草取りの後は、佐渡ならではの鬼太鼓を鑑賞しながら、農家のみなさんとの交流を楽しみました。
パンフレット
佐渡の農家のがんばりとそれを消費者が応援しよう!というつながりに焦点をあてた「トキよ大空へ」の講演資料をショップにて お分けしています。

一度は佐渡に行ってみたい!という方、佐渡での田んぼイベントのスケジュールは、参加者募集ブログ にてご確認ください!