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茂木里山自然学校

茂木アルバム
茂木の棚田は個人で、家族で、グループで、自分たちで手がけるお米づくりと里山体験を楽しむことのできる場です。一年を通して、豊かな自然や生きものたちと触れ合うことができます。まずは一度、茂木でのメダカのがっこう主催イベントにおでかけください!
早春。去年の稲株の足元には、ヤマアカガエルの卵塊。

林中に燃えるようにして咲く、カタクリの花
雑木林に囲まれ、夏にはホタル見が楽しめます
棚田全体を見渡せる生命の塔
楽しい稲刈り!

サーキット周辺の里山に残っていた棚田跡を復元

自然の生態系豊かな地に、棚田を復元しました。場所は栃木県茂木町、本田技研が所有するレース場「ツインリンクもてぎ」の山中。レース時の爆音の緩衝地帯としてリンク周辺の山は手付かずの状態でした。その山腹に4〜5筋の沢があり、その沢沿いに30年間ほど放置され、草に覆われた棚田の跡が残っていました。棚田跡にはカタクリなど多くの野草が繁殖、近くには絶滅危惧種で日本最小、1円玉ほどの大きさのハッチョウトンボも生息するなど、自然生態系の豊かな地です。ここに「耕さない・冬・水・田んぼ」で棚田を復元しませんか?とメダカのがっこうは提案しました。

2003年からツインリンクもてぎのスタッフ、そこに田んぼを一から作りたいという若者グループ(20〜30人)、NPO法人メダカのがっこう会員、地元の農家、小学生等が加わっての復元作業がはじまり、復元した田んぼは「ハッチョウトンボの棚田」と名付けられ、年々、面積を広げています。

左/元は草に覆われていた棚田  中/復元後は冬・水・田んぼに 右/毎年稲が植えられるようになった

「めざす未来」を考え、実践していくための場にしよう!

農家がつくっている田んぼではない、みんなの田んぼ。だからこそ、いのちいっぱいの田んぼという視点からをさらに拡大して、棚田のまわり全体を「こんな未来をめざしたい!」というモデルケースにできるのでは?とメダカのがっこうは考えました。みんなが訪れる時に使う飲み水、トイレなどをどのようなものにするか、ということを考え、実践することから取り組んでいけば、「めざす未来」を考えるためのいい練習問題になります。

空き樽を利用して沢水を飲み水に浄化する。手作りできる技術!

そこでまず、2005年には、信州大学の中本信忠さんの指導で、棚田の一角に、サントリー社から寄贈していただいたウィスキー樽を利用した緩速ろ過装置を設置。小石や砂を樽に敷き込み、藻や生きものの力でゆっくりと水を浄化することで、おいしくて安全な水が飲めるようになりました。今後も、風力発電や太陽光発電、バイオトイレなどを設置して、棚田のまわり全体を自然エネルギーを利用した脱石油エネルギーのモデル地帯にする計画です。

こうした総合的な試みの発表・学びの場として、2005年には茂木町の後援を受け、栃木県茂木町民センターにて「生きものの働きを知るもてぎ自然環境フォーラム」を開催しました。地元の茂木のみなさん、首都圏からの方合わせて150人以上が集い、土壌菌や微生物など、生きもののはたらきが有機堆肥をつくり、稲を育て、おいしい飲み水をつくることをともに学び、有意義な時間をもつことができました。

茂木里山自然学校
メダカのがっこうで茂木分室として借り上げているこの家を自然学校にしようと考えています。
今では杉並区役所を途中退職した井村さんがここの住んで、お米づくりをしながらメダカのがっこうの活動を手伝ってくれています。井村さんによる茂木自然学校のブログはこちら!

茂木の人たちとの交流

茂木と関わるようになって5年目の2006年。地元の茂木町東元気会の人たちといっしょに「おらが町のあるもの探し」をしました。それまでは、復元する棚田がホンダの社有地の中にあるために、地元の人たちとの交流はほとんどありませんでした。そこで、「地元の宝探し」をすることにしたのです。地元の人と東京から来た人との混成チームで茂木の季節行事や祭り、昔の里山の暮らし、古くからあるものなどを調べ、「茂木の新発見地図」にまとめました。

この「地元の宝探し」を通して、生きもののはたらきを活かして、より自然に、幸せに生きる知恵は、じつは茂木の地元の方々の暮らしの中にもたくさんあるんだ、ということが分かりました。こうした交流をベースに、棚田復活の拠点としてメダカのがっこうで茂木町内に借りている家を将来的には「茂木里山自然学校」にすることを考えています。

地元の方たちを訪ねて聞き書きしたことをもとにつくった「茂木新発見地図」には、茂木自然学校の構想づくりにつながるお宝がたくさんつまっている!
パンフレット
「生きものの働きを知るもてぎ自然環境フォーラム」の講演資料をショップにて お分けしています。

茂木に出かけてみたい!という方、茂木での田んぼイベントのスケジュールは、参加者募集ブログ にてご確認ください!